資格試験の合理的な攻略法について

一般事項

(本日のコンテンツ)
1 資格試験における事務改善の考え方
2 自動車運転免許学科試験を受験するときはどうしましたか?
3 肝はEだが少なくともRは適用

皆様、おはようございます。

これまで情報処理技術者試験、中小企業診断士試験について述べてまいりましたが、本日は、その他の資格試験にも適用することができるよう、資格試験のコツのようなものを一般化していきたいと思います。

1 資格試験における事務改善の考え方

TACの三好先生の受け売りですが、これまでも何度か「資格試験は、事務処理」と書きました。
そして、ここからは、私の独自見解かもしれませんが、資格試験が事務処理である以上、カイゼンやPDCAの対象になるとも書いてきました。
とはいえ、具体的な展開例が少なかったと思いますので、今回、その補充をしていこうと思います。
それでは、繰り返しになりますが、まずは、次の事実を押さえてください。

  • 資格試験は、事務処理である。
  • 同じ科学レベルであれば、事務は、より無駄を省いた方が高効率になる。
  • 故に、資格試験対策に当たっては、過去の自分よりも、より無駄を省くことで、より少ない時間で合格力を獲得することが可能になる。
  • より無駄を省く方法には、ECRSのようなものもある。

2 自動車運転免許学科試験を受験するときはどうしましたか?

資格試験に合格するためには、当該資格試験の合格条件を満たす必要がありますよね。
例えば、あなたが、普通自動車運転免許を取得したとき、実技は自動車教習所を卒業すると免除されますが、学科は運転免許試験場に行って、合格したのではないですか?
そして、学科試験の合格基準は、90点以上ですから、運の要素を完全に排除するとすれば、受験の時点で、学科試験で求められる知識の9割以上の知識を有している必要がありましたよね。

というところで、既に普通免許をお持ちの皆様は、そのときどうしましたか

あまりに昔で、忘れてしまった方もいるかもしれませんが、例えば、テキストと問題集の計二冊とか、自動車教習所から渡された限られた教材のみで勉強しませんでしたか?(私は、格安の自動車教習所だったせいか、あまり面倒を見てもらえなかったので、「これが出るぜ問題集(要は、予想問題集)を買って」その一冊だけをマスターして合格しました。)
だって、出もしない問題を勉強しても無駄でしょ?(=覚えるには反復も必要だし、問題を絞って、かける時間を減らしますよね。)

当時は、ECRSなんて知りませんでしたが、これが、ECRSのEの典型例です。

そして、一般的に、資格試験に求められる知識は、一定の範囲内にあり、かつ、当該資格制度を存続させるに足りる一定数の合格者を出さなければなりませんから、通常は、資格試験の前例(要は、過去問)に沿った学習をしていれば合格できます。(もちろん、中小企業診断士一次試験のG中小企業経営・中小企業政策のような例外もあります。この試験は、最新の事情を問う問題が少なからず出題されるので、過去問学習の意義が相対的に小さくなっているのです。)

したがって、まずは、自分が攻略しようと計画している資格試験の性質を次のような観点で調査しなくてはなりません。

  1. 前例(過去問)学習だけでよいか?
  2. 前例(過去問)学習だけでよい場合、どの程度のボリュームが必要か?
  3. 前例(過去問)学習だけではダメな場合は、その理由

そして、前例(過去問)学習でよい場合は調査結果どおりのボリュームで計画を立てて実行あるのみですが、模試の成績が伸びないなど、調査結果のボリュームに不足を感じるときは、当該ボリュームの見直しが必要です。(PDCAの典型例です。)
一方、前例(過去問)学習ではダメな場合は、その理由によって対応方法が変わってきます。
これまで書いてきたところでは、前記G中小企業経営・中小企業政策(対応方法壱)第一回ITストラテジスト試験(対応方法弐)がありますが、他にも色々な理由があるでしょう。

(対応方法壱)教材の準備をアウトソーシング(金銭を払って専門家(=予備校)に依頼)
(対応理由)適切な教材が市販されておらず、自力での学習(いわゆる内製)に時間を要するから
(前例(過去問)学習だけではダメな理由)最新の事情を問う問題(前記のとおり)

(対応方法弐)資格試験の成り立ちから推測
(対応理由)ITストラテジスト試験は、上級システムアドミニストレータ試験とシステムアナリスト試験を統合したので、これら二つが前例(過去問)になるはずと推測したから
(前例(過去問)学習だけではダメな理由)第一回目の試験なので過去問がなかった。

ま、要は、ダメな理由によって、それぞれ対応方法が異なるので、ダメな場合は、まずは、その理由を解明しましょう

なお、択一式問題において、「こいつが典型的な間違い肢だぜ」とか言っている人がいますが、そんな肢を覚える努力は不要です。
択一式正解の要諦は、正しい肢を覚えることです。もちろん、間違っている肢でも、正しい肢にリフォームすることができるなら、当該リフォーム後の正しい肢を覚えればいいだけで、間違っている肢は無視すればいいのです。

試験現場の原則は、「正しいと断言できない肢は全てバツ」です。

もっとも、残念ながら、正しいと断言できる肢のない問題が必ず出現するので、そのときは、現場合わせで対応しましょう。(一番正解っぽい肢をとりあえず、正解にします。)

繰り返しますが、正しい肢にしか注力してはいけません。
これもある意味、Eの典型例と言えます。

3 肝はEだが少なくともRは適用

次に、初学者に往々にしてあるのが、学習対象は分かっても、過去問題集の解説がチンプンカンプンという場合です。

実は、こんな場合であっても、時間さえかけていいのであれば、過去問題集を教材として、ひたすら調べまくっての対応は可能なのですが、一問ごとに一々調べなくてはならず、(一問理解するために、本当に膨大な時間がかかる場合がある。)あまりに効率が悪いので、あらかじめ、入門コースとかの初学者用の教材を使用するとか、予備校などの講義を受けた方がいいです。

やはり、モノには順序があって、これが資格試験における典型的なRの適用例になります。

なお、CとSには、典型的な適用例はありませんが、実際の過去問演習や模擬試験で基本事項をマスターするようなことが、ある意味、Cに当たります。

資格試験は事務処理なので、スポーツに比べて、持ち時間が長く、一瞬で適切な反応をする必要なんてありませんから、基本の繰り返しは不要です。

要は、いわゆる基本事項も、練習試合(過去問演習や模擬試験)の中で覚えていけばいいということです。自動車運転免許学科試験を受験するときに、基本事項が重要だとか言って、道路標識千問ノックとかしなかったでしょ。(問題集の中で覚えただけでしょ。)

最後に、計画を実施するときは、続けることができるよう、なるべくシンプルにしてください。これがある意味、Sに当たります。
具体的には、例えば、過去問つぶしをする際は、(経験則ではありますが、記憶の定着のため、)一冊目と二冊目の間を一箇月以内になるようには留意した方がいいですが、とにかく淡々とつぶしていってください

記憶の定着効率が高くなるからと言って、まずは翌日に、次は一週間後に、最後は四週間後に復習とか、滅茶苦茶、煩雑な計画を立てて実行している人もいますが、日々忙しい平凡な会社員には、到底、実行できません。続かなくなるだけです。

故に、できる限り、単純で、分かりやすい計画を立て、継続して、実施してください。
正しく継続は力なのです。

それでは、本日は、この辺りといたします。
皆様、今後とも、家内安全を第一に、無理のない範囲でお取り組みください。

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