(本日のコンテンツ)
1 お勧め資格の実情
2 勧められるものは少ない
3 運否天賦も許容かも
皆様、おはようございます。
さて、ネットには高齢者お勧めの資格が満載ですが、キホン宣伝です。騙されてはいけません。
1 お勧め資格の実情
ネットでは、次のような資格を勧めていますが、実情は、括弧書きの中ではないでしょうか。
なお、文句は言いつつも下に書いているのはマシな部類。例えば、介護福祉士等の福祉関係は全て無視しています。だって、そんな仕事ができる体力なんて、あるわけないですし、金さえ払えば取れてしまう民間資格とかも論外。アウトオブ眼中(死語)ですよ。
1 社労士
(在職中もそれなりに評価されますし、独立開業も視野に入りますが、合否に運の要素が大きく(要は、運不運で対策時間を無駄にする危険があるということ。)給与、社会保険料、年休の計算などの社労士特有の業務が性に合う人にしかお勧めしません。)
2 行政書士
(在職中は、まず評価されませんが、対応可能なビジネスモデルが幅広く、かつ、試験対策時間が短かいので(私は、法務部上がりの有利さはありましたが、94時間で合格でした。)定年後のツールとしては最大のお勧め資格)
3 FP
(資格手当等で評価されるのであれば、残り在職年限を勘案して取り組んでもいいのですが、定年後は、ただの趣味。私は趣味と割り切って受けています。)
4 管理業務主任者
(独立には無縁。一応、求人はありますが、管理組合数30組合につき1人以上の必置なので、資格試験に合格しただけでは、大して需要はありません。)
※ 対策時間は、マンション管理士とセットで来年検証してみます。
5 マンション管理士
(管理業務主任者のオマケ。予備校は、しきりに勧めますが、資格試験に合格しただけでは、集客が極めて困難で、キホン無駄)
6 宅建士
(求人が結構豊富で手当も付く。何より独立開業(不動産屋)に超有益。試験対策時間は行政書士よりも短かく(私は、宅建業法ド素人でしたが、63時間で合格でした。)不動産業界なら最強)
7 賃管士(宅建士で代替可能=今は無駄。もっとも、対策時間が宅建士よりも短かく(こちらも、賃貸管理ド素人でしたが、42時間で合格しました。)宅建のお供受験も可)
2 勧められるものは少ない
こうしてみると、まだまだ定年までに時間があるのであれば、取得する資格も会社との関係で選んでもらえばいいのですが、定年が近いのであれば、定年後は「不動産業界で」と思っている人は「何をおいても宅建士」を取ってください。
私も、この状況を踏まえ、年内には、令和元年度の宅建士試験の時短教材のアップロードを始めたいと思っています。
一方、圧倒的多数の方々は、定年後は「不動産業界以外の業界で」と思っておられるでしょう。
御予定のビジネスモデルが定まっているようならそれに合わせて計画してもらえばOKなのですが、ここも圧倒的多数の方々は、特に予定するビジネスモデルがないと思いますので、であれば「行政書士試験合格」を御検討されてはいかがでしょうか。
ビザとか建設業の許認可のように定まったサービスで集客を図るもよし、(よくドローンが例に挙げられますが、)新たなサービスを開発するもよしで、行政書士試験対策中に合格後のビジネスモデルを練ればいいのではと思います。
結論、高齢者にお勧めの士業資格は、不動産業界なら「宅建士」一択。そして、不動産業界以外なら「行政書士」がコスパ最大。故に、宅建の次の時短教材は、行政書士に取り組むつもりです。
3 運否天賦も許容かも
私は、定年後は、人に雇われるのではなく、独立起業することをお勧めしていますので、資格は、独立起業のツールであると思っています。
そして、特に開業資金が少ないとき、行政書士は、事務所要件がうるさいことを除けば、固定的経費が少なく、非常に心強いツールになります。
この事務所要件でいうと、社労士はシェアオフィスでもいいので、更に心強いのですが、以前書いた記事「社労士ってどうよ(法律系資格試験の関係性)」のとおり、社労士試験の主宰者が心を入れ替えてくれない限り、一旦、社労士試験に取り組んでしまうと、人生は残り少ないにも関わらず、大量の時間をドブに捨てかねないので、非常に危険な試験と思っています。
もっとも、試験時間の30倍程度での対策が可能なのであれば、1回の試験で150時間程度ですから運否天賦も許容かもしれません。私も司法試験が終われば、やってもいいかなとは思いますが、無事、2回試験に合格し、弁護士になる資格を得ることができれば、社労士登録をすることができてしまうので、今一つモチベーションが上がりません。
さらに言えば、以前、社労士試験の過去問に当たってみた経験からは、この過去問が全く面白くなく、私には砂をかむような勉強になることが分かっているので、どうにも縁のない気がしています。理由は、多分、判例による出題が少ないからではないでしょうか。その証拠?に、判例出題の比較的多い労働基準法は楽勝に感じました。
やっぱり、判例というのは、通常、経験しないケースであるとしても、人生の一場面には違いないので、単に数字を覚えるような勉強とは一線を画していると思います。
それでは、本日は、この辺りといたします。
皆様、今後とも、家内安全を第一に、無理のない範囲でお取り組みください。
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