【解説】行政書士試験【令和5年度】問題45

時短教材(令和5年度)

問題45(詳しい解説は、こちらを御覧ください。)
(センター解答)
①物上代位により、②Cによる保険金の払渡し前に、Aが保険金債権を差し押さえなければならない。
(まるや解説:標準)
火災保険金は、保険料の対価だから、抵当権の物上代位の対象にはならないとの学説はありますが、判例上は、火災保険の物上代位は可能となっていますので、それを答えることになります。
本当は、判例に即して「他の債権者」にと書きたいのですが、字数が足りないので、他者としています。
(まるや解答:標準)
Aは、②保険金債権が他者に払渡される前に①物上代位により当該債権を差し押さえなければならない。(45字)
【民法】
(物上代位)
第三百四条 先取特権は、その目的物の売却、賃貸、滅失又は損傷によって債務者が受けるべき金銭その他の物に対しても、行使することができる。ただし、先取特権者は、その払渡し又は引渡しの前に差押えをしなければならない。
2 略
(留置権等の規定の準用)
第三百七十二条 第二百九十六条、第三百四条及び第三百五十一条の規定は、抵当権について準用する。
(最判)大判大12年4月7日
他の債権者が物上代位の目的である債権を差押さえた場合には、これに優先する抵当権者は、その債権者が転付命令を受ける前に自ら差押をしなければ優先権を保全できない。

(使い方)

  • 問題は、行政書士試験研究センターのホームページなどから御自分で用意してください。
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