【解説】行政書士試験【平成28年度】問題45

時短教材(平成28年度)

詳しくは、こちらで解説しています。

(センター解答1)
Aは抵当権の行使により甲の所有権を失ったときに、契約の解除を主張することができる。
(センター解答2)
Aは抵当権が実行されたときに、契約の解除と受けた損害の賠償請求を主張できる。

(まるや解説:標準)
この問題は、民法改正があったので、「行政書士試験過去問集(伊藤塾)」では改題され、「みんなが欲しかった! 行政書士の5年過去問題集2021年度(TAC)」では削除されています。

(まるや解説:怒)
ということになっているのですが、おそらく、本問が悪問なので伊藤塾は、「引き渡しまでに抵当権が抹消されるはずだったんだけどできなかった」という事情を加えて、「契約の解除」を問う問題にしています。試験当時としても、伊藤塾が加えたような事情がないと、特に、私のような3K野郎であれば、試験現場で大混乱に陥ったと思います。

なお、伊藤塾が改題で付けてくれたような条件があれば、「よくある話ね~」と、ある程度、フラットに考えることができるので、試験現場で次のような事項を思い浮かべて「契約の解除と損害賠償請求で書いとくか」になったと思われます。

  • 代価弁済(§378)使えない
  • 抵当権消滅請求(§379)使えない
  • 第三者の弁済(§474)使えない
  • 解除(§415、§540以下)仕方ない、これか
  • 損害賠償請求(§416)解除なら、これも

(2022年02月21日追記)
とはいえ、試験現場では、素の問題文しかないのですから、「ダメだ、分からない。」と思ったときは、「これって悪問クソじゃね?」と思ってください。そうすれば、「悪問クソなんだし、大したこと訊いちゃいないんだろう。これは試験だから、実際のプロジェクトどうこうなんてあるわけないんだし、債務の全部の履行が不能になりました。どーしよーもありませーん、で、解除、損害賠償の流れでいいや」になるでしょう。要は、「大したこと訊いちゃいないんだろう。」と断定して、解答として書けるものを書けばいいのです

(使い方)
問題文は、転記しませんので、あらかじめ、平成28年度の問題文を印刷するなどして御準備ください。
(使い方)よりも上の部分をワードなどにコピーして、令和4年度試験の追い込みに使ってください。
憶えたものから、除外していき、高回転で反復。最後は、零にします。

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