【解説】行政書士試験【平成30年度】問題28

時短教材(平成30年度)

問題28正解2
ア(正)民法第127条第2項、第3項
イ(誤)最判昭和31年4月6日
鉱業権の売買契約において、買主が排水探鉱の結果品質良好と認めたときは代金を支払い、品質不良と認めたときは代金を支払わない旨を約しても、右売買契約は、民法第一三四条にいわゆる条件が単に債務者の意思のみにかかる停止条件附法律行為とはいえない。
ウ(誤)最判平成6年5月31日
 条件の成就によって利益を受ける当事者が故意に条件を成就させたときは、民法一三〇条の類推適用により、相手方は条件が成就していないものとみなすことができる。
エ(正)最判昭和36年5月26日
一 知事の許可を得ることを条件として農地の売買契約をしたとしても、いわゆる停止条件を附したものということはできない。
二 農地の売主が故意に知事の許可を得ることを妨げたとしても、買主は条件を成就したものとみなすことはできない。
オ(誤)大判大大正4年3月24日
既に発生した債務の履行期を債務者の出世のときとするのは停止条件附債務でなくて不確定期限附債務である。

【民法】
(条件が成就した場合の効果)
第百二十七条 停止条件付法律行為は、停止条件が成就した時からその効力を生ずる。
2 解除条件付法律行為は、解除条件が成就した時からその効力を失う。
3 当事者が条件が成就した場合の効果をその成就した時以前にさかのぼらせる意思を表示したときは、その意思に従う。

(使い方)

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