情報処理技術者試験は、時間の無駄(黒歴史)

一般事項

(本日のコンテンツ)
1 初級システムアドミニストレータ
2 情報セキュリティアドミニストレータ
3 上級システムアドミニストレータ
4 ITストラテジスト

皆様、おはようございます。本日、言わんとすることは、情報処理技術者試験(特にITストラテジスト試験)が、あなたのお勤めの会社で

  • 昇進の条件になっている。
  • (資格)手当の対象になっている。
  • 報奨金(一時金)の対象になっている。

のであれば、あなたが、普通の会社員である限り、是非、頑張って取得してください。次回は、簡単にですが、合格のコツのようなものを書かせていただきます。

しかし、情報処理技術者試験(特にITストラテジスト試験)が、あなたのお勤めの会社で、明文の規定を持たず、何ら評価されていない場合は、時間を無駄にする覚悟をしてください。

そんなこと分かってるよ、という人は、私も恥ずかしいですし、ここから先を読む必要はありませんが、逆に、そんなことはないだろうと思っている人は、是非、読んでください。たった一人の経験に過ぎないけれど、少なくとも、一人には生じた事実なのです。

それでは、こんなことを言わざるを得ない黒歴史を書き記します。

先程、そんなことはないだろうと思った人は、読んだ後で一度でいいので、考えてみてください。

1 初級システムアドミニストレータ(この頃は、楽しかった。)

確か20代最後の年だったと思いますが、企画部の隅っこのような部署に異動したところ、(今では、パソコンでも処理できる程度の量ですが、当時は、)メインフレームで処理するデータを扱っており、富士通からの駐在さんもおられました。

この駐在さんが中々面白い人で、すぐに仲良くなって、一緒に旅行したり、開発ツールをもらったり、結構楽しくやっていました。

とはいえ、私、法学部出身で、コンピュータ関係は、全然、分かっていなかったので、ある程度、体系立ててコンピュータ関係の知識を学ぼうと、初級システムアドミニストレータ試験に取り組むこととしました。勉強方法も、本当に闇雲で、結果、ちょっと時間はかかりましたが、1996年に合格することができました。

2 情報セキュリティアドミニストレータ(この頃は、責任感でやっていた。)

初級システムアドミニストレータ試験に合格はしましたが、企画部から、D事業部に異動になったことや結婚やら出産やらで(もちろん出産したのはかみさんで私ではありません。)情報処理技術者試験のことは、すっかり忘れ去っておりました。

しかし、不動産関係の仕事をしていたせいで、結構、裁判沙汰もあり、その処理をしていたのもまずかったかもしれませんが、D事業部から法務部に異動になってしましました。(定年さえなければ、一生、D事業部でよかったのですが…)そして、法務部在籍中に、ERP(Enterprise Resource Planning)導入プロジェクトに巻き込まれてしまいます。

たかが初級システムアドミニストレータといえども、法務部内では、最もIT通だったので、法務部在籍中は、ずっとIT担当をしていましたし、プロジェクトにかかわる以上は、今のままではいけないと思い、情報セキュリティアドミニストレータ試験に取り組むこととしました。

今の人達には分からないと思うので、説明を加えますと、当時の情報処理技術者試験は、まず、ベンダー企業とベンダー以外の企業に分けた上で、ベンダー以外の企業向けには、初級システムアドミニストレータ試験、情報セキュリティアドミニストレータ試験、上級システムアドミニストレータ試験の3つが提供されていました。そして、情報セキュリティアドミニストレータ試験は、情報セキュリティというよりは、初級と上級の間の試験と認識していた受験生も多く、通称、中級システムアドミニストレータ試験と呼ばれておりました。

いずれにしましても、ERP導入プロジェクトは、内部的にも一大事業だったので、再度、一念発起し、またも闇雲に勉強したところ、2004年に合格することができました。

3 上級システムアドミニストレータ(この頃から間違いが始まった。)

しばらくして、ERP導入プロジェクトも終わり、5年の長きに亘った法務部のお勤めも終了しました。なお、この際、情報セキュリティアドミニストレータ試験にも合格していますので、システム部もありかなと思って、一応、異動希望にもシステム部を書きましたが、結果は、またしても企画部(前とは反対側の隅っこ)でした。異動を希望したとはいえ、一応ですから、異動直後は、情報処理技術者試験のことは、すっかり忘れていたのですが、異動先の上司が最低の、とんでもないパワハラ野郎だったため、異動を有利に進めようと(この辺りから私の間違いが始まります。)、当時、高嶺の花と思っていた上級システムアドミニストレータ試験に取り組むこととしました。

そうなのです。

ここまで読まれた方であれば、見当は付いていると思いますが、我が社では、情報処理技術者試験なんて、何ら評価されていなかったし、今も評価されていないのです。昇進の条件にもなっていませんし、(資格)手当の対象にもなっていませんし、報奨金(一時金)の対象にもなっていないのですから、とっとと気付くべきだったのです。

にもかかわらず、無駄な目標を掲げて猪突猛進に勉強を進めつつ、(実は、パワハラがあまりに酷いので、)手を出しやがったら、その瞬間に正当防衛の名の下に拳も砕けよと顔面を殴りつける準備のため、虎視眈々と、日夜、筋トレに励んでいたところ、ある日、若干、腰に痛みは感じましたが、「痛みは生きている証拠」とばかりに、ハンドスタンドプッシュアップを含めて160回のプッシュアップを敢行した結果、その日の夕刻、突然、激しい腰痛に襲われ、2箇月間、苦しむ羽目になりました。

当然、上級システムアドミニストレータ試験も不合格です。

まあ、1年では、なかなか異動もできないし、翌年、再度、気を取り直して、上級システムアドミニストレータ試験に取り組むこととしましたが、2回目なので、ちょっとは合理化できないかなと思い、次のような受験計画を立て、その年(2007年)に無事合格しました。

  • 過去問を5年分つぶす。
  • 模擬試験を1回受けてつぶす。
  • 午後Ⅱ(記述問題)の解答をあらかじめ作成する。
  • 無理なトレーニングはしない。(これは重要です。)

さて、無事、上級システムアドミニストレータ試験に合格したことで、当時の情報処理技術者試験の区分では、非ベンダー企業向けの全ての試験に合格したことになり、今度こそ大丈夫だろうと、(バカとしかいいようが…)システム部を中心に異動希望を出したところ、メセナなんかをやっている女性にも人気の部署に異動することができました。

でもね、メセナ担当に、上級システムアドミニストレータなんて、要りませんよね。

この異動には、疑問符しか湧きませんでしたが、おそらくは、当時はパワハラに今ほどうるさくないとはいえ、件のパワハラ野郎は、ガンガン怒鳴りつけるタイプだったので、問題が生じる前に異動させたのが真相ではないでしょうか。

4 ITストラテジスト(この頃から諦めの気持ちが出てきた。)

とはいえ、パワハラ上司ともオサラバできたし、そもそも人気の部署だけあって、しばらくは、お気楽にやっていたのですが、この間に、情報処理技術者試験の制度改正があり、私も、いつまでも「昔の名前で出ています(死語)」はないよねと、次のような受験計画を立て、2009年にITストラテジスト試験にも合格しました。

  • 上級システムアドミニストレータの過去問は、つぶしているので、システムアナリストの過去問を5年分つぶす。(ITストラテジスト試験は、上級システムアドミニストレータ試験とシステムアナリスト試験を統合し、2009年に誕生。故に、試験は、第1回目のため、ITストラテジスト試験の過去問はなかった。)
  • 模擬試験を1回受けてつぶす。
  • 上級システムアドミニストレータ試験を基にした解答に不足がないよう、システムアナリストの過去問を元に午後Ⅱ(記述問題)の解答をあらかじめアップデートする。
  • 無理なトレーニングはしない。(重要なんです。)

その後、特に希望もしていないのですが、当該人気の部署は、僅か2年で異動となりました。結局、頂点資格を含め、4試験の合格者であっても、定年に至るまで、システム部に配属されることは一度もなかったということです

ここで、最初に戻ります。

情報処理技術者試験(特にITストラテジスト試験)が、あなたのお勤めの会社で

  • 昇進の条件になっている。
  • (資格)手当の対象になっている。
  • 報奨金(一時金)の対象になっている。

のであれば、あなたが、普通の会社員である限り、是非、頑張って取得してください。

しかし、情報処理技術者試験(特にITストラテジスト試験)が、あなたのお勤めの会社で、明文の規定を持たず、何ら評価されていない場合は、時間を無駄にする覚悟をしてください。

大事なことなので、2度書いておきます。冗談抜きで!

少し荒っぽくなってしまいました…(--;

御気分を害されたのであれば、お詫びし、本日は、この程度にさせていただきます。

それでは、皆様、家内安全を第一に、無理のない範囲でお取り組みください。特に無理なトレーニングは、厳禁です。くれぐれも…

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